何気に最高のシュチエーション?






二人きりの保健室






「これ入れるんだっけ?」
「ちげーよ、そっちの赤いやつ」

朝の保健室に響く二人の男子の声。並盛中では、朝と放課後1年と2年が交互で水質検査をすることになっている。ツナたちのクラスに回ってきたとき、運悪くツナは日直となっていたため、日直プラス水質検査もしなくてはいけなかった。

「ごめんね、山本。朝練あるのに付き合わせちゃって…」
「気にすんな。朝練は自主練だし、家でいつもやってる練習は終わらせてきたからよ」

まだ水質検査の方法が理解できていないツナは、山本に助っ人を頼んだ。快く引き受けてくれた山本と一緒に、図書館と保健室の水を取ってきて薬で染める。

「う〜ん…問題ねぇんじゃねか?この色なら…」
「そ、そうなの?俺よくわかんない」
「ほら。これで色比べんだよ。そんで正常かどうか見んの」

一つの容器しかないから、水の色を見るために自然と二人の顔が近づく。ツナの顔が自分のすぐ横にきた時何かを思いつく山本。徐ろにツナの名を呼んだ。

「……ツナ」

ちゅっ。

「……」
「いい位置に顔があったから♪」

そのまま何食わぬ顔で鼻歌交じりに作業を再開する。一方ツナはやっと思考が回復して山本に唇へキスされたことを理解した。

「や、山本っ!!」
「ん〜何?」

真っ赤なツナとは反対にいたって普通の山本。

「…馬鹿」
「あっヒデぇな、ツナ。そんな事言ってっともう手伝わねぇよ?」
「わっう、嘘!嘘だからっ…お願い手伝ってっ…」

完璧に冗談だろうに、本気にして慌てるツナにまたキスしたくなった山本だが、次は本気でツナが怒ってしまいそうだからやめにした。水質検査の間中、耳まで赤く染めていたツナを見るだけで満足したようだった。

自分の番のときにはツナに付き合ってもらおうと、密かに山本が画策していた事は内緒。










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初めて作品投稿させて頂きます、ごんぞうと申します。山ツナまつり…なんて素敵な企画でしょうかvv拙いながらも参加させてもらえればうれしいです☆
学校で保健室とくれば、やっぱり…かと思ったのですが自主規制しまして(笑)、中学生らしい水質検査をテーマにしました。山ツナらしい青っぽさが伝われば嬉しいです。


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主催のいらないコメント>>

自主規制されてしまったのですね(笑)でもこれはこれでとってもおいしく頂けましたv
水質検査というのが中学生らしくてかわいいですv山本もちょっぴり黒くてたまりません。
青春真っ盛りな山ツナ、ありがとうございました!! (野愛)


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ごんぞう様の素敵サイトはこちら♪
山本がちょっぴり黒くてえろすですv


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